子育て・幼稚園受験

子供がなんでも自然に覚えてしまう!リカ流「楽勉」とは?

皆さんは、「子供が言わなくても勉強してくれたらいいのに」とか、「なんでうちの子は記憶力が悪いんだろう」などと、悩んだりしたことはありますか?

よく「”勉強しなさい!”とは一度も言ってないけど東大に行きました」や、「うちの子はお勉強が好きみたいで」と言ってる方がいますよね。

私はそれを聞くたびに、「いいなぁ、そんな子供だったら怒ることもないのに」って、いつも思っていました。

でも、安心してください。そんな出来すぎたお子様は1%にも満たないです。
私が10年間いろいろな子供たちを見てきての統計ですが、基本的にお勉強はみんな嫌いです。

では、お子様が自然と知識を身につけることができ、どうやってお子様の学習意欲を上げていくことができるのか。

今日は「子供がなんでも自然に覚えてしまう!リカ流「楽勉」とは?」と題しまして、お子様の学習意欲を上げるにはというお話をしていきたいと思います。

それでは早速、本題に入っていきましょう!

子供の学習意欲を掻き立てるもの

ポイントは「見る」こと

お子様は、どのようなことをしている時に熱中していますか?今日、家事をしている手を一瞬止めて、お子様を見てみましょう。

「積み木」「お絵描き」「レゴ」「人形遊び」「工作」「読書」「ゲーム」「外遊び」

年齢によっても様々だと思いますが、必ず一つは熱中するものがあるはずです。

それを見つけられたらまず第1歩です!

お子様をよぉく「見る」だけなので、とても簡単なのでどなたでもできますよね。

その「我が子の好きなもの」を見つけれたら、その遊びのどんなところが好きなのかをまずよく観察すると同時に詳しく聞いてみてください。

お絵描きであれば、どんな絵を描くのが好きなのか。

レゴであれば、どんなレゴを作るのが楽しいのか。

読書であれば、どんな本のどういう部分が好きなのか。

ゲームであれば、どのゲームのどういう部分が楽しいのか。

詳しく観察することで、我が子の得意なこと、苦手なことがよりわかるのです。

そんなのわかってるよ!と今思った方、本当にわかっていますか?

動物の絵は描くのが好きそうだけど、同じ方向から見た絵しか描いていませんか?
もしそうなら、実際に他の角度から見せてあげる、または一緒に図鑑を見る等するとよいでしょう。

ゲームはどんなキャラクターのどんな所が好きなのでしょう?
強いところが好きなのであれば、強くなれるようなスポーツが向いてるかもしれないし、服装が好きなのであればもしかしたらデザインやパソコンを使ったことに向いているかもしれません。

リカ流!「楽勉」とは?

好きを利用するとは

子供は、(子供だけではありませんが)好きなことにはとことん没頭しますよね。

それを利用しない手はありません。

では、どんな風に利用するか私の試してきたことをお伝えしていきたいと思います。

1、お勉強の教材、ノート、筆記用具をを可能な限り好きなキャラクターやスポーツに揃えます。まずは形からというやつです。

子供は純粋ですから、これでまず「がんばる!」という気になります。(90%のお子様はこれが効果的でした)

2、トイレ、お風呂、寝室のドア、子供部屋のドア等、家のいたるところに(特にお子様の目に入るところ)に覚えてほしいことのポスターや手書きの紙を貼ります。

私は何を貼っていたかというと、数の数え方、百人一首、単位表記、地図記号、覚えられなかった慣用句、簡単な英語の言い回し、歴史年表、等々その時々の子供の成長や興味があることをすぐに書いたりプリントアウトしたりして貼っていました。

ここでのポイントはお子様に「覚えるのよ!」と言わないことです。
貼った情報のうちの1割でも記憶の中に残ればよいというスタンスでいましょう。どんなお子様でも、必ず1割以上は覚えてくれてます。

3、親の背中を見せましょう。やはりこれは必要です。親がゲームばかりしていたり、テレビにかじりついているようでは、そればかりしていてもいいんだ、それが普通だという認識のまま育ちます。テレビやゲームは大人になってからいくらでもやればいいのです。

ぜひ家事をしていない時は、本を読みましょう。お子様が勉強していても遊んでいても、(一緒に遊ぶ時の除いて)読書をしている姿をお子様に見せるのは効果的です。

にんじんを吊らすのはOK?

これやったら〇〇を買ってあげるよ、次に100点取れたらご褒美をあげるというのは、どうなのか?という質問を受けることがあります。

お子様が思うように動いてくれないと、どうにかして動かしたいと思いいろんな手を使ってしまいがちです。物で吊るのはどうなのか悩みますよね。

ある教育学者の方の本に、「イルカの調教」の話が書いてありました。

皆さんも、水族館でイルカショーを見たことがありますよね。
イルカショーでのイルカは、調教師の方に従ってジャンプしたり、ものすごいスピードで泳いでタッチしたり、ボールを蹴ったり、観客に挨拶したりと、調教師の方に忠実に動き、ほんとにすごい!といつも思います。

このイルカの調教。
訓練には、「特別なにんじん」を使っているそうです。

練習の際に、普段は少しできたくらいではえさは与えない、もしくは普通のえさを少し与えるのだそうです。
でも、ここ!という時にものすごく頑張らせる時があり、その時は「特別なえさ」を与えるというのです。

こうすることで、イルカは「あの美味しい餌がもっとほしい!」とその状況と餌の味を覚えて、また大変な練習を頑張るのだそうです。

実際に私は、この方法を試したことがあります。
あらかじめ、子供の好きそうなレゴを購入しておき、いざという時に使えるように準備しておきました。

その頃、公文を始めて数か月が経ったころで、少し難しい単元に入ったところでした。この頃はまだ4歳だったので、お勉強にそれほど熱を入れなくてもいいと思っていたのですが、その日はなんだかペースが上がらずに「わかんないー。」と繰り返していました。

以前の記事でも触れたかと思いますが、公文は基本的に反復なのでわからないという問題であっても、繰り返しやることでその問題に慣れていき、得意になっていきます。

この日は、「わかんない」を繰り返していたのですが、そんなモチベーションの中でも、なんとか最後までたどり着きました。
そのことだけでも褒めてあげたいのですが、欲が出た私はもう一度同じ問題をやらせて定着させたいと思い、「もう一度頑張ってみようか」と声をかけたのです。

もちろん「えー、やだー」という返事。

そこをなんとか頑張り、なんと嫌がっていた問題を2度解いたのでした。
私は、この時我が子を抱きしめ、たくさん褒めた後、用意していたレゴを渡しました。

我が子が喜んだのは言うまでもありません。

ここでポイントなのは、「おもちゃあげるから頑張って」
と、やる前には言っていないことです。

この方法を一度やると、また頑張るときがきます。
もちろん頻繁にではありませんが、時々この時が来るだけでいいのだと思います。

人間をイルカと同じというのは失礼かもしれませんが、教育において似ているところはある気がしています。

ですので、「にんじんを吊るす」のは一概にNGとは言えないのかもしれません。もちろん、頻繁にあってはいけないと思いますが。

まとめ

今日は、「子供がなんでも自然に覚えてしまう!リカ流「楽勉」とは?」と題しまして、私の「楽勉」の仕方について、お子様へのアプローチの仕方も含めてお伝えしてまいりました。

お子様には必ず「興味があること」があります。まずは、それをしっかりと見て観察し、詳しく知ることが大切です。

そして、家の中でお子様の目に入るで場所に手書きのものやポスターを貼りましょう。目に入ることで、意識しなくても自然と頭に入ってくる情報が1割以上はあります。

お子様が「頑張れる!」時はどんな時か、よく観察しましょう。そして、時には「にんじんを吊らす」こともNGではないということも覚えておいてください。

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