子育て・幼稚園受験

公文式は学習教材として有効?メリットとデメリットは?

私がキッズマナー講師をしている時に聞かれる質問の中で上位を占めるのが「習い事はなにがよいでしょうか?」という質問です。
その中でも多い質問は、「公文式はどうか」という質問です。

学習面の習い事って、〇〇式というのがたくさんあってとっても迷いませんか?1回体験に行ってもわかりづらいし、お友達の意見を聞いても人それぞれだし、と悩んでしまいますよね。

今回は、「公文式は学習教材として有効?メリットとデメリット」と題しまして、学習教室の「公文式」について、私の経験も踏まえメリットとデメリットをお伝えしていこうと思いますう。

また、もし「公文式」を学習教材として取り入れるならどういう取り組み方をしていけばよいか、という点についてもお話していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただき、「公文式」のメリットとデメリット、その取り組み方を知っていただけたら幸いです。

それでは早速、本題に入っていきましょう!

公文式は学習教材として有効?

「公文式」は、「公文 公(くもん とおる)」先生が創業の「問題の解き方を教わるのではなく、自らの力で問題を解いていく学習法」です。

公文 公先生の小学2年生の息子が持って帰ってきた算数のテストの点数がとても悪く、当時高校の数学教師をしていた「公文 公」が自分の子供のために作った教材がこの「公文式」の始まりです。

公文式を使うメリット

「公文式」は、子供の自主性を育むために、本人が無理なく毎日続けることができ、着実に学習効果もあげていくことを考えて作られた教材です。

我が家の子供たちも、幼稚園年少さんから公文を始めました。体験レッスンに伺った時、「楽しい~♪」と言いながら、何枚もやっていたのを覚えています。

公文の最大のメリットは、その子のレベルの少し簡単なところから少~しだけ難しいところを同時に学習していくことで、どんどん成果が上がるということです。

公文の特徴として、学年を超えて学習できるということがあります。3学年以上に進むとトロフィーがもらえます。(教室にもよると思いますが)教室のみんなの中で先生が、「トロフィーおめでとう!」と言って渡してくれるので、子供はとっても誇らしい気持ちになり、次も頑張る!と必ず言います。

もちろんどんなお子様でも苦手な躓くことがあります。公文は反復学習ですので、苦手なところが苦手ではなくなるまで何度も繰り返して行います。そうすることによって、子供にとって「簡単!」と思るようになり、次のステージに上がった時に少~しだけ難しいけどできる!という状況になるのです。

公文式を使うデメリット

世の中には、どんなことに対しても共感・賛成する人がいれば、批判・反対する人がいるものです。

「公文式」の算数の特徴として、計算が早くなり、正確にできるようになるということが挙げられます。ここで注意していただきたいのは中学受験に通用するような応用力や思考力を身につけるものではないということです。

国語に関しても同様です。基本的な問題の解き方、漢字学習はできますが、読解の応用力の向上を目指しているわけではありません。

「公文」やってても学校の算数が全然できないからうちの子には向かない。等と思わないでください。どんな習い事もそうですが、何を目的として通うにかを明確にし、そのメリットを利用するという心構えで決めていくとよいでしょう。

公文式の上手な取り組み方

「くもんいっくもん!」でお馴染みの「公文式」。

賛否両論がある中で、東大生の3人に1人は公文出身者と言われていますが、どのような取り組み方をしていけば、公文式を有効活用できるのでしょうか?

ちなみにですが、我が家の子供たちは幼稚園年少から公文式に通わせました。上の子は始め、算数のみをやっていました。年長の時に算数のトロフィーをもらい、それが嬉しくて国語もやりたいと言い出し、1年生の時にトロフィーをもらうことができました。下の子は、年少の終わりから国語と算数を始め、年中で国語のトロフィーを、年長で算数のトロフィーをいただくことができました。

わが子の子供たちがどんな学習スタイルで公文に取り組んでいったのか、そして私が母親としてどのような準備をし、どのような心構えで取り組んでいったのか、お伝えしていこうと思います。

子供のペースで

どんなお子様でも、苦手なことがあります。得意でないカリキュラムもあります。学習したくないときもあります。それが人間ですから。

「公文式」の良い点は「その子のペースに合わせて進むことができる」です。

公文式では、宿題は基本的に1日5枚です。週に2日教室に行き、先生に理解度をェックしていただき、次の宿題が出ます。十分理解していれば次の単元に進み、もう少しであれば再度繰り返し、あまり理解していない場合、子供が躓いていたり、やる気が落ちてしまっている場合は、簡単な単元に戻ったりもします。そうすることで子供の自信を取り戻し、「できる!」気持ちが蘇るのです。

ですので、もしお子様がすぐに鉛筆が止まってしまう、1つの問題に1かける時間が長いようであれば、躊躇ぜせずに前に戻ることが最善の策です。

答え合わせは自宅で

もしかしたら教室にもよるかもしれないのですが、我が子が通っている教室では、解答を貸してくれます。自宅で丸付けをし、丸付けしたものを提出し、それを先生が更にチェックしてくださいます。

「間違えた問題はその日のうちに直して理解する」というのは、学習の鉄則です。

できれば、問題を解いた直後がベストだと思います。

すぐに直しをすることで、理解度が深まり次回同じ問題を解いた時の正解率が上がります。

先生を有効活用

私は、子供たちの学習状況ややる気のある無しを、とにかく先生に報告、ご相談しました。

「今すごくやる気になっててノッてるので一日10枚できそうです!」や「今は運動会前で疲れているのか全然やる気がないみたいなので、宿題は無理させず可能なだけやらせていきます」といった感じです。

「昨日私怒りすぎてしまって、自信を無くしてしまったかもしれません」といったこともお伝えしていました。

どんな習い事にもいえることですが、先生に覚えてもらうことはその習い事を上達させる一つの策だと思っています。先生も人間ですから、熱心にやってくれてるなと思えば意識して見てくれるはずです。

先生とこまめにコンタクトを取り、自宅での様子やお子様の学習意欲をお伝えすることで、先生側も次への対策を考えてくださる時間ができ、スムーズに学習に取り組んでいけるというわけです。

まとめ

今回は、「公文式は学習教材として有効?メリットとデメリット」と題しまして、「公文式」のメリット、デメリット、さらには有効活用の仕方までお伝えしてきました。

「公文式」は算数の計算の速度と正確性は確実に上がる学習法です。また、国語においては基礎的な解き方と漢字の学習はすることができます。

ですが、もしお子様が中学受験を考えているなら、先生とご相談しながらどこまでやるというのを決めて取り組むとよいと思います。

そして、ポイントは「ママが決して焦らない」「子供のやる気を最優先に考える」です。

時にはおしりを叩くことも必要ですが(笑)

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子育てママのnikoが毎日をニコニコ過ごせるように、ちょっと気になるコト・知ってて得するコトを綴っています。 毎日をもっと素敵に楽しい時間にするために。 知りたい情報を知りたい時に。そんな【NIKOLOG】です。