皆さまはお子様が学校がお休みだったり、お仕事がない時、ご家庭でどのようにお過ごしですか?
今は、いろいろな状況でお出かけもしづらく家の中もしくは公園で少しだけ遊ぶ程度ということも多いかと思います。
家の中にずっといるのも、家族みんなが悶々としちゃいますよね。
学校がお休みの時は、学校で会っているお友達との交流がないということになります。
学校って(特に小学生は)机の勉強より、お友達との交流の中で学ぶことの方が多くてずっと大切だと私は思っています。
だって、家庭はとってもちいさな社会だし、親はどうしてもあれこれ言ってしまうもの。
自分で決めて行動して、たくさん失敗してこそ成長するって、わかっているけど口出ししちゃいませんか?
そんな意味でも、幼稚園や学校という社会は「子供が他者の中で自分の気持ちをきちんと伝えて行動し、失敗しながらもみんなで協力して一つの活動を仕上げていく場」だと思うのです。
現状を踏まえた上で
「子供社会での生活が縮小されていく現状の中で、子供たちはどうやって社会性や自己確立能力を育んでいけばよいのか」
現代に生きる私たちにとって、子供たちの成長に必要な力を育むために家庭でどのよううなことに心がけたらよいのでしょうか?
今日は「STAY HOME中に育てたい!子供の学力の前に必要な力とは?」と題しまして、子供たちの成長に必要な力についてお話をしてきたいと思います。
精神力を強くする
みなさんの周りに精神力が強い人っていらっしゃいますか?
パッと思いついた方、その方はどのような方でしょうか?
どんな状況でもへこたれない人、頼れる人、判断力がある人、いつも周りに人があふれている人気者。
そんなところでしょうか?
子供社会においても、「精神力が強い」子供は、リーダー的な存在になることが多いです。
決して、リーダーになることが良いことと申しているわけではありませんが、そのような子供のところには自然とみんなが集まってくることが多いのです。
そしてこのような子供たちは、将来どんな社会になったとしても自分が生きる社会で活躍し、貢献することができます。
では、毎日の家庭生活の中でどのようなことに気を付けて接していけばよいか、具体的に見ていきたいと思います。
特別な子供だという認識を持たせる。
以前読んだある教育学者の方の本で、お子様に対して「あなたは選ばれた特別な子だよ」と言いながら育てると自己肯定力があがる。というのを読んだことがあります。
どんなお子様でも、自分が選ばれた子で特別なんだと実感できていれば、それだけで自信をもつことができ、辛いときにも前に進めるのだそうです。
結果ではなく、その過程を認めてあげる。2秒の我慢!
これは、皆さんよく言われていることですね。わかってる!と思う方は多いと思います。
子供だけでなく大人も「認めてもらえる」って嬉しいですよね。
大人はこれをわかっているけど、なかなか難しいのが現実。結果が良いときはまだいいのですが、テストの結果などが悪かった時は、「ちゃんと見直ししたの?」「ちゃんとテスト勉強しないからよ!」と言ってしまいがち。
私もそうです。でも、一度、「ん!!」と我慢して、「残念だったね。でも頑張ってたからすごいと思うよ。」と、言ったことがあるんです。すると「ぼく、頑張ってすごかった?」と何度も何度も聞いてきました。
やっぱり、認められてるとわかると嬉しいんですよね。
この「ん!!」の2秒が大切。2秒の我慢がお子様を変える!と思うと、頑張れませんか?
目標を立てるときはなるべく自分で立てさせる。
親は、自分が既にやってきたことだったりすると余計に口を出したくなるし、こうやった方が早いよ等と言いたくなりますよね。
でもお子様の将来を考えれば、「道を示しすぎないほうが良い」というのは、皆さんおわかりのはずです。
大切なのは、突然「もう〇歳なんだから一人でできるでしょ」と突き放さないことです。
大人だってら、例えばやったことがない豆腐作りを「もう大人なんだから自分で一人で作りなさい。できるでしょ」と言われても、まずなにをしてよいかわからなかったりしますよね。
ですので、突然突き放すのではなく、段階を経て一人でできるようにさせていくことがポイントです。
目標設定はもちろん自分で立てられたら良いですが、はじめは一緒に相談しながら決めていくようにしましょう。お子様の年齢が何歳であっても、すべて親が決めるのではなく一緒に決めていくことをおススメします。
その子自身の過去からの成長を認める。同時に比較もする。
いろいろな場面で、お友達と比べてしまったり「あの子はできるのに!」等と言ってしまったりしませんか?
私にも子供がいるので、特に授業参観の時には子供の出来ないところばかりに目がいってしまって、いつも悶々としながら1日過ごしてしまいます。
でも、その子なりに成長はしているんですよね。これもわかっているけど・・・ってやつです。
そんな時は、その子を過去を見るようにしましょう。以前できなかったことができるようになってたら褒め、以前よりできなくなっていることがあったら一緒に振り返り「一度できたんだからできるはずだよ」と励ますようにしましょう。
まとめ
今回は、「STAY HOME中に育てたい!子供の学力の前に必要な力とは?」と題しまして、お子様がご自宅にいる時にどのようなことに気を付けていればよいかとういう点について、お伝えしてきました。
「特別な存在であること」
「過程を褒めて2秒の我慢」
「目標設定は自分で」
「成長を認める」
この4つをご家庭で意識していただくだけで、どんな世の中になっても、どんな仕事に就いたとしても、「強い精神力」をもって突き進めるお子様になるはずです。
学校との関わり方が変わりつつある現在、ぜひご家庭で育めることから実践してみてはいかがでしょうか?